ROHHAD症候群は、出生から健康体で育ってきた子供に数年後から多彩な症状を呈する症候群です。
1.5歳以降に急速な肥満で突然発症し、自律神経障害、呼吸不全の順で症状が進行していく事例が多いが、発症のタイミング、症状の程度や範囲には個人差があります。
主な症状のひとつに呼吸障害があるため、適切な呼吸サポートを行うための早期診断が重要となりますが、症状が多様であるために、他の疾病の可能性を検討した後に診断がなされる事例が多く、ROHHADの診断には時間がかかることがあります。